マニュファクチュールとは・・・

マニュファクチュールとは・・・

大まかに大抵のメーカーは、エタ社等のムーブメント専門メーカーから

ある程度完成されたムーブメントを仕入れ、それを独自に

改良して文字盤やケースをセットして販売されるという

流れになりますが、文字盤やケースだけでなく、

ムーブメント自体も自社で製造するメーカーがいくつかあります。

この自社一貫製造する時計メーカーの事を

マニュファクチュール」と言います。

一般的に、マニュファクチュールというだけで、価格が高くなる傾向

にあります。

代表的なメーカーは、パテック・フィリップジャガールクルト

ランゲ・アンド・ゾーネロレックスゼニスセイコーがあります。

さらにムーブメントの部品の中でも「ヒゲゼンマイ」の製造は

最も難しく、セイコーやランゲ・アンド・ゾーネ等は

このヒゲゼンマイも自社で製造している完全マニュファクチュール

呼ばれます。


なぜ、マニュファクチュールだと高いのか?・・・

それは、自社で設計から製造工程までの全てを行うわけですから、

莫大な人件費と時間がかかりるのは当然だとして、

一般に販売できるレベル

商品を作るには高い技術力が必要になります。

1日に5分も時間がズレるなんて商品出せませんからね。。。

そのような理由から高くなる傾向があります。


マニュファクチュールのメリットは?・・・

マニュファクチュールは高いだけではありません。

マニュファクチュールの最大のメリットと言えば、

どのようなデザインのケースであろうと、それに合わせて

製造する事ができます。

エタ社等の汎用ムーブメントの場合、ある程度サイズが決まっているため

うちではこんなデザインの時計が作りたいのにサイズが合わないから

作れない!

なんて事は、当然のように出てきます。

時計に限らずオリジナル商品という物は世の中から評価されやすい

傾向にあるため、オリジナル性を出すためには自社製造は、

必須になるのです。


マニュファクチュールを買うべき?・・・?

しかし、一概にはマニュファクチュールが全て

良いというわけではなく、エタ社等のムーブメントを

使用しているメーカーでも、

IWCやブライトリング等は原型が無くなるほど改造を施し、

自社製といってもいいぐらいの性能を誇る

ムーブメントを搭載しています。

価格も抑えらて高性能のムーブメントです。

IWCは、エタ社のムーブメントのモデルと

マニュファクチュールのモデルを分けて販売しています。

エタ社のムーブメント搭載モデルでもマニュファクチュールメーカーの

スペックを比べた時に同一であれば、エタ社搭載ムーブメントの

方がコストパフォーマンスが良いという考え方もできます。

そもそもエタ社は世界最大のマニュファクチュールなので、

そのムーブメントを安価で購入できるという考え方もできます。

エタ社のムーブメントはある程度完成されているため、

ほとんど改造せずにケースに収めて販売するようなメーカーがあり、

このようなメーカーのイメージにより少し悪い方向へ進んでいる

面があるのは事実ですが、しっかりと中身を知った上で、

自分が納得できれば、時計へのこだわりは人それぞれなので、

それが一番いいのではないでしょうか。

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