オメガを購入する上で知っておきたい4つの事

ロレックスに次ぐ知名度を誇るオメガ。

これから腕時計を購入しようとお考えの方々へ、

これだけは知っておきたいという4つの点を

ご紹介します。


1.価格帯

2.ロレックスに次ぐ知名度

3.技術力の高さ

4.歴史的背景


1.価格帯

およそ30万円~50万円台に多くの

モデルが存在しており、シーン別に様々な

選択肢があるのが特徴です。

バリエーションが多いという点がオメガを購入する上での

大きな要素になってくるので押さえておきたいところです。

(代表的なモデル)

・スピードマスター

【48回払いまで無金利】オメガ スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ クロノグラフ 311.30.42.30.01.005 メンズ(0066OMAN0012)【新品】【腕時計】【送料無料】

・シーマスター

オメガ OMEGA シーマスター 600 プラネットオーシャン リキッドメタル 232.90.42.21.03.001 【新品】 時計 メンズ

・コンステレーション

オメガ コンステレーション グローブマスター シルバー 130.30.39.21.02.001 OMEGA 【新品】【メンズ】 【腕時計】 【送料無料】 【あす楽_年中無休】

・デ・ビル

オメガ OMEGA デ・ヴィル プレステージ パワーリザーブ 424.13.40.21.02.001 【新品】 時計 メンズ


2.ロレックスに次ぐ知名度

時計にあまり興味ない方に対して知っている時計ブランドは何?

と問いかけた場合、

「ロレックス。。。ん~?オメガ?。。。あとはわからない。」

このように興味ない方でも、

ロレックスを筆頭に何とか名前が出てくるのが

オメガだと思います。

高価なものを購入した後は、

周りの人に自慢したいという欲求が働くので、

知名度の有無は購入する上での重要な要素となります。

そのような理由からオメガを購入する方が多いのではないでしょうか。

日本国内ではロレックスとオメガは2大腕時計ブランドですね。


3.技術力の高さ

技術力の高さも注目する点です。

あのNASAがアポロ計画で採用するための実施した

耐久テストに唯一合格したのもオメガだけです。

スピードマスターのクロノグラフムーブメント

の製造技術の高さもそうですが、近年のオメガと言えば

コーアクシャル機構も技術力の高さを証明する要素です。

機械式時計では、ムーブメント内の部品の摩耗という

問題が常に付きまといます。

巻き上げたゼンマイがほどける力を振幅運動に変換する

役割を持つ部分を脱進機と言います。

脱進機の部品の摩擦により摩耗を引き起こすのですが、

脱進機の接触部分に油をさす事で

摩耗をできるだけ防ぐよう工夫されています。

しかし、接触している以上

なかなかこの摩耗を防ぐ事は難しいものです。

そこで、それなら接触させなければ良いのでは?

と開発されたのが「コーアクシャル機構」。

振幅運動に変換する際に、面ではなく点でしか接触

させないように設計されています。

通常のオーバーホールが5年周期だとすると、

コーアクシャル機構搭載のムーブメントでは、

10年周期という風にオーバーホール回数を大幅に

減らす事に成功しました。


4.歴史的背景

時計を購入する上で気になる要素と言えば、歴史的背景です。

オメガと言えば世界唯一のムーンウォッチ。

人類が初めて月に着陸した際に、アポロ8号の乗組員である

バズ・オルドリンが腕に装着していたことが有名です。

この世界初というワードがオメガのブランド価値を

引き上げるのです。

その他にはオリンピックの公式タイムキーパーを務めている事も

有名ですね。

世界最大のスポーツイベントの時間管理を任せられている所も

オメガというブランドに対しての信頼の証だと言えます。

オリンピックを見ていると、あらゆるところにオメガのロゴが

目に入ります。


どうでしょう。

これらの事を知っているだけでもオメガに対する見方が

かわってくると思います。

素晴らしいオメガの魅力が、これから時計を購入しようお考えの方の

参考になればと思います。

ブレゲとマリー・アントワネット

(目次)

    1. マリー・アントワネット
    2. 工房を訪れた謎の人物
    3. 制作から完成するまで
    4. No.160 マリー・アントワネット
    5. 盗難とレプリカ


1. マリー・アントワネット

マリア・テレジア(オーストリアのハプスブルク家)の娘であり、

フランス国王ルイ16世の王妃である。

美貌を持ち、性格はわがままであったとされる彼女だが、

国家財政を傾かせる程の浪費家であったと言われており、

その豪華ぶりは民衆から反感を買うほどであった。

しかし、近年では彼女が国家を追い詰めるほどの

浪費家であったかどうかの証拠は残っていないとも言われている。

無実の詐欺事件として有名な首飾り事件など波乱万丈の人生を送り、

悲劇の王妃と言われた彼女に捧げるはずであった時計とは

いったいどのようなものなのか・・・


2. 工房を訪れた謎の人物

ある日、パリのシテ島にあるケ・ド・ロルロージュの工房へ

マリー・アントワネットの使者と称する謎の人物が訪れる。

そこで、宮廷時計師であるアブラアム=ルイ・ブレゲに対して、

王妃に捧げるための最高の時計を作って欲しい。

制作するための費用と時間に制限はない。

その代わりに、最高の技術を使った複雑機構を多く取り入れ、

かつゴールドを多く使った最高の時計を作って欲しい、

という依頼を出したのだ。


3. 制作から完成するまで

依頼を受けたブレゲが時計制作を始めてしばらくして・・・

貴族や聖職者などの特権身分の豪華な生活とは裏腹に

度重なる増税に苦しむ民衆、あげくの果てに小麦の不作による

パンの価格高騰により、民衆の怒りは最高潮に達していた。

そう、フランス革命の勃発である。

1789年のバスティーユ牢獄の襲撃をきったけに起きた

フランス革命により悪の根源とされた王妃はコンコルド広場にて、

ギロチンにより処刑され、この世を去る事になる。

王妃は処刑の際、恐怖している様子やや怯える様子も一切みせず、

凛とした姿勢であったと言われている。

王妃がこの世を去った後も、ブレゲは制作を続けるが、

そのブレゲ本人も完成前になくなってしまう。

ブレゲの死から4年後、

依頼から44年後の1827年に世界最高の時計である「No.160」

通称「マリー・アントワネット」は完成することとなる。


4. No.160 マリー・アントワネット

44年の月日を費やし、

あらゆる最高の技術と素材を用いた世界最高の時計と言われる

「No.160」には、次のような機構が搭載されている。

(主な機構)

  1. ペルペチュエル ※ムーブメントに用いる自動巻き機構
  2. ミニッツリピーター
  3. パーペチュアルカレンダー
  4. パワーリザーブ
  5. スプリットセコンド
  6. イクエーション・オブ・タイム
  7. サファイアを軸として使用
  8. 透明のクリスタル文字盤を使用
  9. 純金やサファイアを各部品に使用

いずれも現代の高級時計に多く取り入れられている

ものばかりです。

制作時点では、トゥールビヨンは存在していません。
正確には、受注後しばらくしてからの発明であり、
超複雑機構であるトゥールビヨンを搭載するには、
ゼロからやり直す必要があったため搭載しなかった。


5. 盗難とレプリカ

1983年にエルサレムの美術館から盗まれる事件が起きる。

ほどなくして、スウォッチグループのCEOである

ニコラス・G・ハイエックは、

ブレゲにレプリカの制作を依頼し、幻のNo.160の再現

プロジェクトが開始される事となる。

しかし、プロジェクトは困難を極めた。

なぜなら、古いデッサン資料ぐらいしか情報がなかったのだ。

パリ国立工芸学院ミュージアムなどの協力を得た事により、

再現を果たすことに成功する。

時計を収める化粧箱には、当時マリー・アントワネットの憩いの場であった

ヴェルサイユ宮殿のオークの木が用いられた。

このレプリカは今、ブレゲの本社に保管しており、

今後、販売する予定も2本目の制作予定もないとの事です。

ブレゲの最高傑作「No.160」は、

時計史上最も価値のあるものの1つとして数えられます。

これだけのドラマを織りなす時計は、

この先、二度と現れないかもしれません・・・

一生に一度はこの目で見てみたいものです。

ブレゲが残した功績

(目次)

  1. 歴史
  2. 人物像
  3. 功績 トゥールビヨン
  4. 功績 パーペチュアルカレンダー
  5. 功績 ブレゲ針
  6. 功績 ギョーシェ彫り
  7. 功績 ミニッツリピーター用ゴング
  8. 最後に・・・


時計の歴史上一番の偉人と言えば?

時計に詳しい人なら「アブラアン・ルイ・ブレゲ」だと

答えるだろう。

彼がいったい何を成し遂げたのか?

それが世界にどのような影響を与えたのか?

歴史を辿りながら見てみようと思う。


1.歴史

創業 :1775年

創業者:アブラアン・ルイ・ブレゲ

創業地:フランス パリ

元々は、貴族御用達の時計職人であり、

かの有名な「マリー・アントワネット」や「ナポレオン・ボナパルト」

を顧客に持つほどの名門である。

ブレゲ一族の経営が途切れた際に歴史も途切れているが、

1970年にマリー・アントワネットの宝石商でもあったショーメが

ブレゲの商標を買い取った後、ダニエル・ロートの手によって

見事に復活を果たしている。

1999年にスウォッチに買収されて今に至る。


2.人物像

15歳の時にスイスからフランスパリに渡り、

パリやヴェルサイユで時計職人としての

修業を始めた天才ブレゲだが、この時に

物理学や天文学等の素養も習得し、これらが後の発明にも

しっかりと生かされいる。

後に、その多彩な才能によってパーペチュアルカレンダー

トゥールビヨン等の革新的技術を発明するまでになり、

時計界のレオナルド・ダヴィンチとも言われた人物である。

ブレゲの数々の発明は、時計の歴史を200年進めたとも

言われており、現在の時計技術の70%は

彼の理論が元になっていると言われています。


3.功績 トゥールビヨン

トゥールビヨン脱進機の発明は、

現在に至っても時計技術の最高峰と言われる程、

偉大な発明である。

トゥールビヨンは「渦巻き」を意味しており、

重量分散装置の事です。

通常時計は姿勢により一方向に重力がかかる事が多く、

その影響により、部品の摩耗や時間の進み具合に変化が

生じてしまいます。

その影響を限りなく少なくするために、

簡単に言うとムーブメントを回転させて

一方向だけに力がかかる事を防ぎ、

分散させてしまおうというものです。


4.功績 パーペチュアルカレンダー

通常の時計は、1年の中で30日と31日の月の区別がつかず、

2月の日数がわからないため、日付を手動で合わせる

必要があります。

しかし、ブレゲの発明したパーペチュアルカレンダーは

これらを自動修正する事ができるため、

日付合わせが必要ないというものです。

トゥールビヨン同様に現在でも複雑機構の

最高峰技術として知られており、

パテック・フィリップ等のメーカーでも使われている技術です。


5.功績 ブレゲ針

先端が月のようになっており、高い視認性を実現しています。

現在でも他メーカーで使用されています。


6.功績

・ギョーシェ彫り

文字盤に、規則的なパターンのデザインを彫り込む手法で、

光の反射等を軽減させ、より視認性の高い文字盤となります。

現在でも高級時計の文字盤はギョーシェ彫りが

施されている事が多くあります。


7.功績 ミニッツ・リピーター用ゴング

それまでは、ハンマーが直接ケースを叩いていたのですが、

ゴングをムーブメントを囲むように配置する手法を取り、

これにより綺麗な音色を奏でる事ができるようになりました。


8.最後に・・・

どうでしょうか。

これまで紹介してきたものは、ブレゲを知る上でほんの一部分であり、

まだまだブレゲが残した功績はたくさんあります。

トゥールビヨンやミニッツリピーター搭載の時計なんかは

軽く数千万円するのも珍しくなく、そのような

高度な技術を発明したブレゲってすごいですね。

時計好きの方であればいつかは手にしたいと

思うのではなでしょうか。