ゼニスの腕時計

(目次)

  1. 創業
  2. 歴史
  3. 名機「エルプリメロ」
  4. イメージ
  5. おすすめモデル

創業・・・

・創業者:ジョルジュ ファーブル ジャコ

・設立 :1865年

・創業地:スイス ル・ロックル


歴史・・・

スイスの高級時計ブランドであるゼニス。

ゼニス=天頂という意味を持ち、天の頂を目指すという

ブランドコンセプトのもと、世界有数のマニュファクチュール

数えられます。

ゼニスといえば、なんといっても自社製ムーブメント搭載の

エル・プリメロが有名であり、伝説のムーブメントと

呼ばれる事もあります。

1900年の万博で「ゼニス」という名の

懐中時計用ムーブメントを出品して

金賞を受賞し、この「ゼニス」という名が後のブランド名にも

なっています。

1969年にゼニスの代名詞であるクロノグラフ専用ムーブメント

「エル・プリメロ」を発表した矢先、

クォーツショックで経営難に陥り、

アメリカ資本の会社に買収された経歴を持ちます。

その際に、機械式時計の製造停止や図面や金具等の破棄を

命じられますが、その時の技術者であるシャルル・ベルモ

図面や金具を工場の屋根裏に隠していたのは

ゼニスファンならだれもが知る有名な話です。

今のゼニスがあるのは、この時のシャルル・ベルモの行動が

あってこそと言えるでしょう。

後にスイス資本の会社に買収され、さらに1999年にはLVMHの

傘下に入ります。

LVMH傘下後のゼニスは、これまでにないデザイン性の変化が

加わるようになりました。

現在では、機械式時計では最も製造が難しいと言われる、

パーペチュアルカレンダートゥールビヨンなども製造もできる程の

技術を持っています。


名機エル・プリメロ・・・

・エスペラント語で「第1の」を意味

・世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント

・36000振動/時

・1988年から2000年までロレックスのデイトナ用に供給
 ※ロレックス唯一の社外ムーブメント


ゼニスのイメージ・・・

ゼニスというブランドは、数あるブランドの中でもムーブメントに関する

評価が極めて高いのが特徴です。

その中でもエル・プリメロはあのロレックスからも好評価を受け、

デイトナにも搭載された経歴を持ちます。

デイトナのエル・プリメロモデルは今やプレミアが付く程です。

1969年に発表されたエル・プリメロが未だに世界最高峰のムーブメントと

言われているのですから、どれ程の技術を有するかは言うまでもありません。

世界トップクラスのムーブメントを作り、ロレックスにも評価されていた

ゼニスですが、一般では腕時計好きでない限りゼニスというブランドを知る

人は多くないのが現状です。

ムーブメント製造が得意なゼニスは、

デザイン面における部分があまり得意でなかったり、

マネジメント力が得意でなかったりと理由は様々です。

営業が苦手な腕の良い職人と言った感じでしょうか。。。

わかる人だけ買ってくれたらいいというのがゼニスなのです。

誰もが知るというわけでなく、知る人ぞ知るというのが

ゼニスのイメージでしょう。


おすすめモデル・・・

(クロノマスター フルオープン 42mm )

 

ゼニスと言えば、ムーブメントを直接見る事ができるオープンモデル。

世界最高峰の振動数を誇るエル・プリメロを眺めるだけでも

幸せな気分になれます。

 

(エル・プリメロ 410 シャルル・べルモ トリビュート)

ゼニス復興の立役者であるシャルル・ベルモの名を取ったモデルです。

シックで落ち着いたブルーの文字盤が気品と美しさを奏でています。